足袋沓って知ってます? 地下足袋じゃないんだなコレが

コケムシです。

 

皆さん足袋って知ってます?

 

 これですね

 

これはその昔「襪(しとうず)」というものから派生した服飾です

今日で言う靴下にあたるモノです

 

ですが日本ではその「靴下を靴にする」という暴挙がありました

kokemusigawa.hatenablog.com

まぁぶっちゃけ他国でそういう風習があったかは知らんですが、調べても聞いた事無いですね

 

でその暴挙がこれ

 

地下足袋(直足袋)」

です

 

儀等は直足袋に対し「なんで靴下に相当するモノを靴にするのか解らんし、日本文化として間違ってる」

という考えがありました

 

というのも儀等の周囲の苔は皆、「古い者達」なのです

どの苔も

 

「昔からそう決まってるコケ!」

「お前みたいな若苔が意見するトコロではないコケ!」

 

とコケコケ五月蝿いんですよ

 

「テメーさては鶏だな?」

 

と自身の身内の出生を疑う始末

 

挙げ句

 

若苔「葬儀の時はしっかり紋付き袴来て行った方が良い?」

叔母苔「お前の様な若苔がそんな事やったらフザケてると思われるからやめるコケ!」

 

と、典型的な老害です

今度実家に帰ったら昔作ったとか言う長着盗んで勝手に着てやりますあのババア

 

話戻しまして

まぁそういう伝統がどうだのなんだ言う奴に限って、正しい知識がないのです

 

この直足袋に対してもそう思えます

「なんやねん直足袋て・・・靴下を靴にする理由がわからん」

と思っていたんですがね

 

ja.wikipedia.org

「あんのかい!」

 

調べてみたら直足袋より先に「足袋沓」という文化として江戸時代に出来ておりました

 

地下足袋から足袋沓に名称変えろよ・・・)

 

という本音は置いといて、そんな足袋沓を紹介しようと思います

 

 

 

 

 

 

足袋沓ってどんなモノ?

 

そう思われた方も多いでしょう

 

儀等が解説いたします

kotobank.jpほい(苔の根も乾かぬ内に矛盾)

 

まぁ駕籠持ってる人達が使う

つまり結構歩く人の為の沓であった事が解ります

 

ただ昔、儀等が調べた時はどっかのサイトで

 

「茶道具の一つ。 中庭を歩く時などに草履の代わりに使っていた。」

 

というのを見て「え?そんな理由で作られたん?」とちょっと不思議に感じました

 

そんな足袋沓なんですが、時代を経て

「足袋沓」

  ↓

「跣足袋」

  ↓

地下足袋

と言う流れを辿り、派生として現代に面影を落としています

地下足袋メーカー大手の力王では「力王跣たび」という呼称を使っていた)

www.rikio.co.jp

詳しくはこちらの方で色々書いてますんで読んで下さいお願いします!

kokemusigawa.hatenablog.com

 

という訳で色々紹介していきます!

 

 

 

 

 

 

しょーひんしょーかい

 MUTEKI ランニング足袋

 

 

ドラマ「陸王」で有名ですね

 

この靴はソール(靴底)が薄く、素足感覚で使えるという事です

 

競技者の為に設計されたので、塗装された路面を走る事が前提です

 

裏を返せば、山にでも行こう物なら石や砂利の餌食ですのでトレーニングルームとかでの使用を考えた方が良いでしょうな

 

 

 MUTEKI Toe-Bi

 

 

上述のMUTEKIの進化系でしょうか・・・

お値段が高くなっております

 

特徴として

クッション材を一切不使用!

という面があり、ますます室内向きに

また、マジックテープの使用に着脱の素早さが上がりました。

 

しかしマジックテープはそのうち劣化して使用出来なくなる物ですので、長期間は履けないかもしれません

 

ここは難しい課題ですよね

 

因みにToeというのは英語で爪先を指します

儀等の好きなバンドがToeだから知ってるんです

 

 

 

 

 スポーツジョグ

 

 

丸五というメーカーの製品です

特徴としては足首辺りまで固定する事が出来る為、安定感が増したという事でしょう

 

しかしこれもソールの薄さを売りとしている為、室内履き等の限られた場所での仕様が想定されております

 

競技者の為の靴という認識に成っているのが現時点の足袋沓なんでしょうか・・・

 

 

 

 

 スポーツジョグ2

 

なんでか知らないけど、2が出てマジックテープは外されました

紐があるから無用だったのかな?

勿論、ソールは薄いです。

 

 

 

 アーシング TABI

 

 

お値段お高め

これも素足感覚が売りです

 

 

 

 

 HITOE

 

 

丸五から出たかなりシンプルな造形

これもソールが薄く、使える場所は限られます

因みに「ひとえ」というのは着物では「裏地がないモノ」を指す事になってます(昔は定義と言ったものがなく、三越等の業界が決めた 「帷子」の方が厳密になるかも)

 

 

 

 

 たびりら

 

 

こちら女性用ですね

この記事に女性がどれほど来るのやら・・・

 

これもソールが(以下略

 

 

 

 

 

股付安全シューズ 迷彩柄

 

これね!履いた事ありますよ!

感覚としては指に鉄鋼が付いてることが窮屈でしたね

ただ別々に鉄鋼を付けているので指が動かせます。

 

値段も手頃ですし、これ買うか悩んだんですよ

 

でもね、ソールがね・・・(また)

 

イヤね?薄くはないんですよ

違う問題です

これねー ソール材が柔らかすぎるんですよ

儀等が使ったら精々3ヶ月が寿命かな・・・

 

そんくらい柔らかいので「これなら普通のスニーカー買おう・・・」と思えて買いませんでした。

サバゲーとか、山ン中の隠密行動にはいいのかな・・・・・

 

 

 

 

 

 

 地下足袋スニーカー 雲(柄)

 

 義若というブランドですね

 

お値段が高いのは製造数の関係からでしょうか?

 

なんにしても生粋の日本文化と現代文明の融合したモノで蘇りし足袋沓って感じがいたします

 

ただ問題は「小鉤」です

 

皆さんの中でどれだけの人が経験有るでしょうか?

小鉤使った足袋ってね・・・ポロポロ取れるんすよ

 

そりゃもう取れる 「またか!」って一々イライラします!

 

浜なんて歩きゃ、「砂入ってきたァァァァ!」ってなります

 

これはオーダーメイドのサイズぴったり特注品で解決します

逆に言えばそんなモノでもない限り小鉤形式は不便だという裏返しでもあります

 

またソールも硬くはなさそうですし、儀等が履けば寿命3ヶ月でしょうか

三ヶ月後に、また買うと思うと痛手ですね

 

文化性は間違いなく高いので、のんびりしたバーベキューなんかでアメリカ人やフランス人の友達に見せれば話題になるでしょう

 

 

 

 

 

岡本製甲シリーズ

 

 

 

基本どれも高いのですが、ソールがしっかりあります!

一番上の商品以外は、街中歩いてガリガリ擦り減る事はまずないんじゃないでしょうか。

儀等に関しては判りません

結構歩くもんなぁ・・・

暇さえあれば一日一万歩以上はザラに歩いてますから・・・

 

 

 

 

 

 

 エアリフト

 

コレ個人的にめっちゃ欲しいです

 

儀等が電車に乗ってる時向かいのおばあちゃんが履いてて「おお!足袋沓ゥ!」と思い早速検索しまして

クッソ高いと知って、「いいなぁ・・・」という羨望でずっと見てましたね

この時から足袋沓について久しぶりに調べ始めました

良いご縁をありがとうばあちゃん!!

 

でもどんくらいもつかな・・・

 

 

 

 

 

おわりに

 

イヤぁ頑張って書きました。

皆さんが欲しい物があったら幸いです

 

で、だ。

 

ここまで読んだ方ならもうお解りでしょうな。

 

 

 

 

そう、現代の足袋沓って

 

「長期間の使用や高い耐久性とは逆の方向に向かってる」

 

事が伺えます。 

ソールが極端に薄いんですね。

 

本来の発祥意義からかけ離れた物になってるんですね。

なにせ足袋沓から派生したと言え、そのルーツを知る人は殆ど居ません

 

挙げ句「陸王」の影響も大きく、素足感覚ばかりが求められる

 

個人的には素足感覚を求めるなら素足で歩くのが良いのでは?と思っているが儀等には知り得ない専門的な要素があるのだろうこういうのは素人が口を出しちゃいけないよね詳しい事は専門家にしか解らないし

 

けど以前やってた番組で

 

「日本のアスリートがウサイン・ボルトの練習してたとされる祖国のコースに行ったらただの原っぱを裸足で走ってただけだった」

 

っての見た事あるんだよなぁ・・・

 

まぁ破傷風とかね?

あるしね?

 

そんな話は置いといて

 

こういった側面が有るのは仕方ない所もある

事実、足袋の形状には大して意味がない所が大きく、「日本文化として」という側面が大きい。

 

せいぜいがこちらの記事の様に

 

genryudaigaku.com

渓流に居る我々、苔や藻で滑らない様にする事が可能な草鞋を「足袋沓の上から履ける」という限定的なメリットしかない

 

 

だが現在、アメリカでは「NINJA TABI」と言われそこそこ人気があるのだ(利益が出る程かは解らんけど)

丁度今、フロムの忍者アクションが世界中で売れてるので人気も上がってるかも

 

世界中、有史以来、人類の文明と共に靴の発展があり、国によって様々な形状の履物が生まれました

 

アイヌじゃ鮭の皮の靴とかある

 

しかし、この先割れ二股形状でありながら、沓として使われている文化圏はおそらく日本だけではないだろうか?

儀等としては、そんな他国にはない日本文化に絶えて欲しくない一心があります。

 

 

 

 

しかし二股形状の製造が難しいのも課題でしょう

 

専門的な職人も必要になるし、自然と製造数下がるんじゃね?

単価も上がるし、気楽に履ける様にはなんないでしょ

 

そもそも外見に関しては「おしゃれ」じゃなく「忍者みたい」「侍みたい」という意見が強く、ウケが非常に悪い(実際言われた)から儀等のようなニッチな需要しかない

 

こればっかりはどうにもならんね

 

 

まぁグダグダ書いても仕方ないのでシメます

 

ここまで読んでくれた貴公に

 

 

 

「long may the sunshine!!(太陽あれ!!)」

 

HAHAHAHAHAHAHA!!

 

 

 

 

 

 

 

タマネギじゃないよ!